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Author:Dr.RY診療所
臨床研修・総合病院(2年)・中核病院(1年)を終え4年目より人口約400人、港から船で20分の離島の診療所に勤務します。体験するまでは分からない困難や苦労が待っているでしょうが、出来る限りの医療を提供できるようがんばろうと思います。自分自身成長しながら、地域医療の難しさ、楽しさ、やりがいをこのブログを通して伝えられたらと思います。

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インフルエンザ

寒い日が続きます。
昨日は、研修日だったのですが、帰りの船は揺れがひどかったです(波3m)
でも、一度、波4mで救急搬送を経験したのでそれに比べれば楽チンですね☆

島ではまだきかないのですが、インフルエンザが全国的に流行してきましたね。
タミフルが異常行動との関連で使いづらく、リレンザも添付文書に異常行動に注意と
でたりと、なかなか使いづらいですね。

そこで、漢方の出番です☆

有名なのは麻黄湯でツムラさんがパンフレットでしきりに宣伝していますが、
効果があるようです。

ただ、もう一手、覚えておきたい、使えたらよいのが大青竜湯です
ただし、メーカーの製剤エキスにはないので
麻黄湯27番と越婢加朮湯28番を合方して作ります。
混ぜて一緒に飲めばOKです。


麻黄湯の使用目標としては、
悪寒(ゾクゾクする)
自汗なし(皮膚がきゅっと締まって汗がでない)
関節痛(体のふしぶしが痛い)

とされており
(インフルエンザの症状に似ているのですが)
その症状に、
口渇(冷たい水を飲みたがる)
真っ赤な顔(麻黄湯は顔が青い)

が加わるような場合、大青竜湯の使用目標になります。

漢方は、急性熱性疾患の場合、
ウイルスの増殖を抑えようと発熱する人体の防御反応を手助けするように
働きます(つまり、体を温めて汗をださせようとします。)
その発汗を促す程度で薬がきまるのですが、その強さが

大青竜湯>麻黄湯>葛根湯>桂枝湯なのです。

最強の発汗剤である大青竜湯、自分もインフルエンザにかかったら飲んでみようと思います。

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コメント

大青竜湯は知りませんでした。マオウトウは知ってたけど、使ったことはありません。こんど使ってみようかな。だけどさすがですね。漢方は西洋医学と組み合わせるのが難しそうです。

>やべっちさん
漢方は基本的に西洋医学と併用可ですよ。
漢方診療科でもRAにプレドニンと漢方併用してるしね

ちなみに
風邪の時、ゾクゾクと寒気を感じるのは視床下部の体温中枢のセットポイントがあがるから、体が体温をあげようとして寒気を感じるといわれています。

発汗剤に、含まれている麻黄・桂皮の組み合わせがが発汗に重要で
桂皮はIL2を抑制してセットポイントを下げるように働き、麻黄は交感神経を刺激して、実際の体温を上げる方向に作用して、体温がセットポイントに早く到達するといわれています。
 上に書いた発汗剤にも桂枝湯以外すべて麻黄ー桂皮が入ってます。桂枝湯は一番発汗作用が弱く、桂皮しかはいっていません。(桂枝湯は自汗傾向がある人に使うから強力に発汗させてなくてもよいのです)

こう考えると、漢方もわかりやすいし、昔の人はよくそんな配合を考えたなあと感じます。



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