プロフィール

Author:Dr.RY診療所
臨床研修・総合病院(2年)・中核病院(1年)を終え4年目より人口約400人、港から船で20分の離島の診療所に勤務します。体験するまでは分からない困難や苦労が待っているでしょうが、出来る限りの医療を提供できるようがんばろうと思います。自分自身成長しながら、地域医療の難しさ、楽しさ、やりがいをこのブログを通して伝えられたらと思います。

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海の危険3 〜ゴンズイ〜

天気もよくアジがたくさん釣れるせいか、
休日は多くの釣り客が島を訪れています。

やはり、人が多ければ急患がでる可能性があがるのか
何人か診療所の時間外受診がありました。

その中で、島独特の症例がありました。

「魚にさされた」です。

中でももう数例経験したのが「ゴンズイにさされた」です。
ゴンズイとはなまずのようなグロテクスな魚で背ヒレ、胸ヒレに
毒があってあやまってさわると激しい痛みがでます。
魚釣りで偶然釣れてしまい、子供が触ってしまい、泣いて受診することが多いです。

治療は対症療法しかないのですが、
不思議とお湯に患部をつけると痛みがやわらぎます。
お湯で毒たんぱく質が変性するのでしょうか?
お湯の熱さで痛さがまぎれるのでしょうか?

お湯につけると泣きやんで、お湯からだすと泣き出すといったことを
経験してああ、ほんとに効くんだと実感します。

痛みがひどい、おさまらない場合は
局所麻酔をすることもあります。

釣りのときは気をつけてください。
参考にゴンズイの写真を載せておきます。

20071106174104.gif

20071106174114.gif

黒に黄色のライン。いかにも毒持ってそうな魚ですね。


テーマ : 医療・病気・治療 - ジャンル : 心と身体

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コメント

魚の毒は酵素のように働くので、至適温度、至適PHをはずしてやれば症状は軽減するらしいです。(診療所にもある「中毒百科」によると。)

死んだ魚でも毒は残っているので、浜に打ち上げられている魚にも注意。
浜に打ち上げられた海草をつかんだら、死んだゴンズイが混じっていてひどい目にあった人も居ます。

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