先日のプライマリケア勉強会のテーマは「慢性頭痛」だった。
「頭痛外来へようこそ」という本を書いている神経専門医の清水俊彦先生(東京女子医大)の講演DVDをみた。年間約2万例も頭痛患者さんをみておられるそうだ(* *)
自分も中高生時代、試験勉強などでストレスが溜まると視野の周りが暗くなるといった前兆のある片頭痛がおこっていたため片頭痛に関しては特に患者さんの気持ちがよくわかり、興味もある。
大変わかりやすくなるほどと思うことが多い内容であった。
幾つかメモしたことをあげてみようと思う。
肩こり+頭痛=緊張性頭痛は間違い
肩こりで頭痛があるとすぐに緊張性頭痛と診断してしまいがち・・。
しかし緊張性頭痛のような片頭痛もあり教科書のようにきれいにはわけることができない。
片頭痛・緊張型頭痛の違いは、頭痛以外の何かひとつでもあれば片頭痛
何かひとつの代表は、吐気、嘔吐、顔や目の周りのしびれ、音や光や匂いへの過敏性増強など
片頭痛は30歳までに必ず発症し、ほとんど家族歴がある
30歳以降に発症することはなく遺伝も隔世遺伝が多いとのこと
喘息、花粉症との合併あり
慢性頭痛の初診時には必ず副鼻腔炎と甲状腺機能異常を除外する。
副鼻腔炎は知ってたが甲状腺は盲点でした・・・。
片頭痛に対するエルゴタミン製剤のエビデンスはなし
薬物乱用性頭痛
一ヶ月に10回以上頭痛で鎮痛薬を飲んでる場合は要注意
頭痛に対する閾値が低くなっている
明け方から頭が重い
配合成分の多い薬でなりやすい
無水カフェインの入ってるものは要注意
小児の片頭痛
first choiceはアセトアミノフェン
10歳を越えればマクサルト1/2錠 or イミグラン点鼻薬を考慮する
今後の診療に生かしてみようと思った。
ちなみに自分は成人すると頭痛発作はなくなりました(^¥^)
年をとると頭痛に対する閾値が上がってくるらしいです。