今日、下の記事をみつけた。
「総合医」の養成が緊急課題−医事評論家水野肇さんの「正論」より
http://sankei.jp.msn.com/life/body/080128/bdy0801280305000-n1.htm
しかし、日本では、臓器別の医学というものは、何とか欧米に近いものができつつあるが、一般の住民を診る「総合医」のようなものは、端的にいうと、育っているとはいえない。臓器別の医療も無論大切であるのはいうまでもないが、これからの日本を見渡すと、昭和50年には死亡者の3割が75歳以上だったが、現在は3人に2人が75歳以上、30年先には、4人に3人が75歳以上になる。
これらの人たちを臓器別専門医療で対応するということになればどうなるだろう。社会自体が混乱することになるのではないか。75歳以上の後期高齢者は、それぞれの人々が「いかに死ぬか」という哲学を持つ必要があるが、それとともに、広い視野からお年寄りたちを十分に看取りながら、老人と一緒に生きていく「総合医」が必要で、この総合医の養成をいますぐ始めないと、高齢社会を乗り越えることができない。
医師の世界でも、臓器別医療をする専門医のほうが、総合医より偉いのだと思っているまちがった考えの人たちも多い。専門医というのは“時計の修理工”のようなもので、碁盤の一目しかできない。しかし、総合医はもっとも地域住民に近いところで、人を診る仕事なのである。こちらが、医療の本流であることはまちがいないのである。この問題を解決しないと先に進めない。
自分は地域医療に従事する大学を卒業し、現在、島で働いている。
当然、島には高齢者が多く、高血圧・糖尿病、膝痛、白内障・・・と内科だけにとどまらず整形外科、眼科、皮膚科といった複数の科にまたがる疾患をみなければいけない。
また、予後不良の疾患で「よそには行きたくない、島で最後を迎えたい」と望みの方もこの一年で何人かいた。
記事にある
『広い視野からお年寄りたちを十分に看取りながら、老人と一緒に生きていく』医者が必要と感じるし、自分もっとその力を磨けたら、もっと島でよい医療が行えるのでは?といつも感じる。
これからも「地域住民に近い家庭医」目指して頑張ろうと思う。
テーマ : 医療・病気・治療 - ジャンル : 心と身体